大和の国、奈良での九月度月次祭。開式を前にした参拝席には700名に迫る信徒の期待と喜びが凝縮されていた。祭典の始まりを前に奏でられたのは、14名もの伶人による八雲琴の「五十鈴川」。まさしく聞く者の心を澄ます調べであり、その荘厳で清らかな音色が参拝席の隅々まで響き渡った。真明様がご入座。参拝者が頭を垂れる静寂の中、やがて司会の声がかかり皆が一斉に顔を上げたその瞬間、そこには、初めて拝する和装の真明様がお立ちになっていた。声にならぬどよめきが会場に広がっていく。墨絵の世界に通じるような洗練された色合いのお着物は白が基調の空間と一体となり、気品あふれる着流しのお姿は明主様を彷彿とさせた。そのお召し物は動物性素材を一切使用しない完全ヴィーガン仕様。ご臨席のマミ奥様もうるわしい和装であり、この日のお二方はそろってヴィーガン仕様の装いであられた。奏上されたのは、真明様がお作りになった祝詞。その古雅な響きの中に際立つように織り込まれていたのは、「完全菜食なるヴィーガン食の実践」。そればかりか「大和民族の魂たる御御米を清き農法を以て生産することに一身を傾け取り組む」という、日本のメシア教による米作りのご宣言であった。そして「伝道・伝道・伝道に全てをかけ」という力強い三度の繰り返し。全人類救済のため我々が果たすべき具体的なことを示された、まさしく現代の、新時代の祝詞。参拝者はその高らかな響きと驚きを、沈黙の内に受け取っていたのである。九月度月次祭於:奈良教会2025年9月1日