エイジ・アラウーズ(女性・チリ教会長) 私はボリビア人で、2022年6月15日に執り行われたボリビアのメシア降誕本祝典では、一人でも多くの参拝者を許されたいとお声かけに取り組みましたが、目標の人数を達成できませんでした。6月17日、ウエマ本部長に、「神様に対して失敗をしたように感じています。もう私には布教師としての価値がないのではないでしょうか」と伝えました。 するとその日、部屋で一人でいるときに、突然、父と姪の存在を感じました。父は見知らぬ人に殺され、姪は彼女の夫に殺されています。私はウエマ本部長に電話して助けてもらおうとしましたが、言葉を発することも動くこともできませんでした。父と姪に起こったことのすべてが、あたかも自分が経験しているかのように目の前に映し出されたのです。同時に自分の中で、〝あなたの人生を神様に捧げなさい。それがあなたのすべきこと。決して諦めてはいけない〟という声を感じました。私は、起きていることを、自分とご先祖様の思いとして受け止めて神様にお捧げし、赦しを乞う祈りを続けたところ、1時間ほどして元に戻りました。 次の日、ウエマ本部長にすべてを話し、自分の人生を神様にお捧げしたいということ、そしてどこであっても、本部長が望む場所に自分を送ってほしいことを伝えました。本部長は私に、「チリにメシア教を立ち上げるために行くように」と命じました。 昨年1月、初めてチリに渡り布教を始めました。11月に真明様のご巡教のために一時帰国し、今年1月20日から再びチリに渡りました。そのとき、本部長から、「今後もチリで布教を続けるため、滞在中にチリで仕事を見つけなさい。見つからなければ支援は打ち切る」と伝えられました。 私は、ボリビアの祖霊大祭での真明様聖言を100回拝読するよう勉強会で勧められていたので、再びチリに渡ってからも繰り返し拝読し、100回以上学ばせていただきました。 そのころ私は、ボリビアの教会から資金援助が無くなること、チリで自活するために仕事を探そうと履歴書を送った先のどこからも返信がないことなどがあり、自分が経験しているすべての状況に感謝できずにいました。自分の心の中に、神様、明主様を責める思いが湧き上がり、自分が孤独でどん底にいると感じ、激しい怒りや悲しみ、落胆を感じました。自分は正しいことをしているのに、人生のすべてが間違った方向に進んでいると思ったのです。しかし、その後、あることが起きました。 それは2月7日のことでした。真明様聖言を拝読していると、〝エイジ、あなたはあなたの常識や世の常識に生きたいですか?それとも明主様の常識に生きたいですか?〟と問われているように感じ衝撃を受けました。私は自分で作り上げていた闇の中に光を感じ、〝私は明主様の常識に生きるんだ。何か理由があって明主様がこのすべてを用意されたのだから、心の底から明主様に感謝し不平を言うのをやめ、今置かれている状況に感謝をさせていただこう。チリにとどまるかボリビアに帰るか分からないけれど、神様が私の人生にすばらしい何かをご用意くださっていることを信じ、天の父なる神様の御手にすべてを委ねよう〟と思えたのです。 2月11日、ウエマ本部長から連絡があり、私がチリに滞在するのは2月18日までだと知らされました。一瞬、とても怖い思いが湧いてきましたが、〝神様、イエス様、明主様のみ心が成し遂げられますように〟と祈りました。そして、これまでにないほどボリビアの祖霊大祭での真明様聖言の拝読に没頭しました。 2月16日、その日がチリで仕事を探す最後の日だったため、〝神様の御心が成し遂げられますように。御心であれば、チリにとどまる機会を与えてくださいますように〟と深い祈りを捧げました。ボリビアとチリにいる家族や友人も祈りを共にしてくれました。 家を出て地下鉄の駅に到着すると、知り合いの信徒から、「友人のブラジル人女性で、今はチリに住んでいるジェニファーさんのところで仕事がある」と電話がありました。ジェニファーさんは自宅に家政婦として住み込みで働いてくれる信頼できる人を探しているとのことでした。私は早速ジェニファーさんにメッセージを送りました。すると、すぐに連絡がありそのあとすぐ彼女の自宅で会うことになりました。 ジェニファーさんのマンションに到着し彼女に会ったとき、私は人生における特別な人に出会ったような気持ちになり、彼女に昔からの知り合いのような深い親しみを覚えました。あとで知ったのですが、彼女もそのとき私と同じように感じていたそうです。 ジェニファーさんはチリで私がどのように生活しているのか知りたがったので、「私はチリで布教をしているメシア教の布教師で、使命を果たすため、チリで自活するための仕事を探しています」と伝えました。するとジェニファーさんは、「これは神様のみ業にほかなりません」と言って泣き出しました。「今朝、私は神様に、〝特別な人をお送りください。私と一緒に働いて、そして何よりも私が孤独を感じないようにしてくださるように〟と深く祈ったのです」と彼女は言い、私に「メシア教はどのような宗教ですか?」と尋ねてきました。 私は、以前は世界救世(きゅうせい)教だったが今は世界メシア教であること、明主様のお孫様であられる教主様と将来の教主様であられる真明様のみもとにあること、今の我々の使命は、教主様を通して顕現される明主様のみ心に従うことであり、イエス様と明主様がされたように、人は誰でも神様の子供であるメシアとして新しく生まれる使命があり、それが救いの道であることを全世界に伝えることだと答えました。そして自分がこれまでどのように信仰を培い、どうして御用に人生を捧げようと決心したのかなど、布教師としての歩みを話しました。 するとジェニファーさんが「『おひかり』はあるのですが、保管してあって、かけたくないのです」と言いました。私は紹介してくれた友人からは信徒と聞いていなかったため驚いて、「信徒なのですか?」と尋ねました。すると彼女は「きゅうせい教の信徒ですが、きゅうせい教の責任者に親しみを感じないことから教会に通うのをやめたのです。夫は今も『おひかり』をかけていますが」と話したのです。 私はこの展開の背後に明主様のご存在を強く感じて気持ちが高ぶりました。ジェニファーさんはきゅうせい教につながるまでのことを次のように話してくれました。 「私はブラジル内陸部の出身です。ブラジルにいるとき兄が自殺し、その直後に父が心臓発作で亡くなったことを今でも苦しく感じ、受け入れることができません。夫と出会ったときの私は重度のうつ病で、世界に一人ぼっちだと思っていました。チリ人の夫は一緒にチリに引っ越して、私の心がもっと強くなって平穏な毎日を得られるよう支えたいと言ってくれました。チリに渡ったあと、友だちの紹介で夫と一緒にきゅうせい教の信徒になりました」 私が彼女に教団浄化について知っているか尋ねると、彼女は「知っている」とのことでした。私は彼女に、「世界メシア教では、私たちが感じているすべてをお受け取りくださる神様の御心を取り次いでくださる教主様に従っています」と伝え、リーフレットのメッセージをぜひ読んでもらいたいと思って渡しました。ジェニファーさんはリーフレットを読み終えると泣き始め、感謝の思いを伝えてくれました。彼女はとてつもない幸福感を感じたそうです。 その後、彼女の夫が帰宅し、夫妻から昼食に誘われました。ジェニファーさんの夫は、私がメシア教の布教師であることを知るとボリビアの教会について尋ねてきました。私が、「ボリビアはきゅうせい教ではなく世界メシア教として教主様に従っている」と答えたところ、彼が次のように語ったのでとても驚きました。 「ブラジル世界きゅうせい教は教主様無しで歩むと決断しましたが、それは間違っています。この世の明主様であられる教主様の大切さは計り知れず、教主様無しでは羅針盤無しで大海を進んでいるのと同じです。どこにもたどりつけないでしょう。教会の指導者が誰であれ、ブラジル世界きゅうせい教がやっていることは馬鹿馬鹿しく、教主様に従う決心をしたボリビアのメシア教とは比べようがありません。教主様がおられないきゅうせい教に何の意味があるのでしょう?それでも私が籍だけは残してきたのは、『おひかり』が神様、明主様と私自身をつないでくれる光だと感じているからです。だから『おひかり』は外しません」。 私は彼に「私の使命はチリにメシア教の教会を作り人々を導くことです」と伝えました。ジェニファーさんの夫は「妻を霊的に支えるためにも、あなたに私たちと一緒にいていただきたい」と言ってくれました。 その日から私は、住み込みの家政婦としてジェニファーさんの家で働き始めました。会社を経営しているジェニファーさんの夫は「教会を開くのを手伝いたい」と申し出てくれており、ジェニファーさんは「チリのきゅうせい教の信徒には、私のように教会に参拝していない人たちがいる。その人たちに連絡してみる」と言って何人かの人に連絡を取り始めてくれています。 もう絶対絶命の状況であったのに、現在、二人のおかげでチリで布教を続けられていることが、いまだに信じられません。偉大な神様の愛を感じ、心の底からありがたく思っています。自分がご神業を続けられるように神様が扉を開いてくださったこと、どんな困難も乗り越えられること、神様がすべてを治めておられることを信じ、自分はただそれを受け入れ、お仕えしていきたいと思います。