我々は変わりたい。 私たちの中にあるなにかを変えたい。 私たちは、今の自分を否定することではないが、例えば、嫉妬深いところとか、すぐにイライラしてしまうところとか、言わなくていいのについ言ってしまうとか、そういう自分を変えたいと思っている。 しかし、実際問題、いかに努力しても、自分の感情や行動をコントロールするのは難しいことですね。自分の性格や弱点を克服するというのは並大抵のことではありません。 このことについて教主様は、一つの解決策を教えてくださいました。自分が心底望む行動ができない私たちに、言いたくないことまで言ってしまう私たちに、解決策を教えてくださったのです。 それは、私たちが、贖われ赦された者として、メシアの御名にあって、私たちのすべてを神様に捧げること、これです。ひと言で言えば、教主様は、私たちが、二千年前イエスが流した贖いの血を受け入れるよう促してくださっている。 このいわゆるお委ねの実践というのは本当に大切なことで、決してそれを軽く見ているわけではありませんが、本日私は、皆様に、もう一つの解決策を紹介したいと思います。それは、食です。完全菜食と言われるヴィーガン食です。 明主様の聖言を見てみたいと思います。 自然栽培(で作る野菜)の方は美味しいですからね。. . . 美味いという事が大変な意味があるんです。というのは、美味いとどうしても野菜を多く食べますからね。野菜を食べると健康にも良いし、第一性質が変る。人間の性質がね。今の人間は気が荒くて、直きに喧嘩したり殺したりしますが、あれは食物が非常に関係がある。処が今のものは、肥料が多いので不味いですから肉とか魚を多く食べる。. . . 処が無肥料になると、野菜が美味いからね。. . . 闘争を好むのは、食物の関係が非常にある。. . . ミロクの世になるに就いては、野菜を多く食べさせる必要がある。それには野菜が美味しくならなければならないので、無肥料になれば野菜が美味しくなるから、人類に益する処が甚大です。之は一寸気がつかないですが、そういう点も大いに知らせなければならないですね。 御講話 1952年4月27日 明主様はこのように仰せになりました。 簡単に言えば、明主様は、我々がすぐにイライラしたり、攻撃的な性格となるのは、肉とか魚を食べるからだと、そのように仰せです。この世の争いの原因は肉食にあると、そう明言しておられるのです。 当然のことです。考えてもみてください。私たちが食べる動物は、人間が表現できる最も攻撃的なあり方で扱われている、すなわち「殺す」ということ。この人間の攻撃的な想念というのは、当然、食べる時、その殺された動物を通して私たちの身体に入ってくる。 さらに言えば、すべての生き物は本能的に「生きたい」わけですから、屠殺場にて殺される時、計り知れない恐怖、不安、絶望、無力感など、人間が殺される場合と同様の多くの負の感情に満たされる。この負の感情も、当然、そのような感情を抱いた動物を食べる時、我々の身体に入ってくる。 しかし、先程引用した明主様の聖言からも分かるように、明主様は、我々の「変えようとしても変えられない心」という重大な問題に対して、解決策を示しておられるのです。それは、野菜を多く食べるということ、すなわち、菜食、ヴィーガン食をするということ。 完全菜食であるヴィーガン食をすることにより人間の性質が変わり、世界中の争いが減り、結果として、地上天国が現れると、明主様は、そのようなヴィジョンを示しておられるのです。 これは大変なことです。 私は、自分の性格とか弱点とは一生付き合っていかなければならないと思っていました。でも明主様は、私たちに、あきらめなくてよいと仰せなのです。 明主様は、可能であれば無農薬なのはもちろん、化学肥料も、そして、動物の糞尿やEMなどの有機の肥料も使わない食べ物を使った菜食、ヴィーガン食に切り替えれば、私たちの性質は、争いや喧嘩や戦争を好むものではなく、平和と調和を好むものに変わっていく、つまり、人間が長い間求めてやまない理想世界である地上天国を築き上げるのにふさわしい性質に変わっていくと、そう仰せなのです。 別の言い方をさせてください。明主様がここで何を仰せかというと、地上天国を築くのは、政治家や大統領などの人たちではないということです。むしろ、キッチンに立つ者にかかっている。そして、肥料やEMや農薬を使わず、泥まみれになりながら、たくましい手で働く農家の方たちにかかっている。 地上天国は、今の私のようにスーツを着ている者たちではなく、エプロンや粗野な作業着を身にまとっている方たちの手にかかっているのです。 食べ物をただ消費する者たちではなく、それを生産し、料理する方たちの手にかかっているのです。 皆様、これが革命でなくてなんでしょうか。 今日まで私たちは、なにか上のほうの、重要な職にある世界のリーダーたちが行動を起こさない限り理想世界は到達しないと思ってきました。しかし明主様は、この認識が完全に誤りであり、むしろ事実とは正反対なものであるとお示しなのです。 明主様は、世界を変える力を持っているのはキッチンであり、キッチンに立つ方々にあると仰せなのです。キッチンでヴィーガン食を作れば、結果、攻撃的で暴力的な人間の性質が変わり、それが地上天国へとつながるのです。 たとえそれが大きな農園であろうと、自分の家にある小さな庭の一部であろうと、プランターであろうと、土の力を信じ、一切余計なものを使わず野菜や穀物を作ること、それも地上天国へとつながるのです。 もっと簡潔に言えば、地上天国が来るかどうかは、皆様お一人おひとりにかかっていると、そういうことなのです。 そして、もし世界平和への道がキッチンにあるならば、私たちはもはや、今までのように、世の中にまだ争いがあるのはあの政治家のせいだとか、あの大統領のせいだとかいうことは言えません。 世界が平和になるかどうかの責任は、まさに私たち一人ひとりの生き方の問題なのです。そして明主様は、地上天国はキッチンと土から始まると、そうお示しなのです。 男性であろうと女性であろうと関係ありません。キッチンに立つ方は、今まで私たちが考えたこともないほどの力を持っている。 と同時に、今日まで、男性は、「家庭の外で男性がする仕事は女性が家庭ですること――家の掃除や料理――より大事なことだ」と思ってきたことは紛れもない事実ではないでしょうか。 なんと愚かな考えだったのでしょうか。ですから私は、革命の時が来たと、そう言いたいのです。パラダイムシフトの時と、そう言いたいのです。 ご神業の中心は、絶対に家庭の外ではない。むしろ、通常は女性がいるとされる家庭こそがご神業の中心なのです。 男性は、今までの、「男性がすることは女性がすることより大事だ」という考えを闇に葬り去り、むしろ、女性が中心になるべきなのです。 誤解が無いようにお伝えしますが、私はなにも、女性は引き続き家庭にいるべきだとか、キッチンに立つべきだ、ということを申しているのではありません。断じて違います。当然、男性も家庭の仕事を担うべきです。 私が何を言わんとしているのかというと、女性であろうと男性であろうと、誰であろうと、「地上天国はキッチンから始まる」という真実に目覚めていただきたいだけなのです。 私自身、可能な限りキッチンに立ち、家庭でのさまざまな仕事、家事を妻と共同で行っています。 人によっては、「自然の野菜とかは高いですよね」と言いたいことと思います。確かに。しかし私たちは、日本が食糧難だった時代、それならばとご自分で野菜を作ろうとされた明主様の生きざまに倣わなければならないと思います。購入し消費するだけではなく、私たちも大いに穀物や野菜を自分たちの手で作らせていただきたいと思います。 私たちは、ご神業にお仕えするのには何か特別なことをしなければならないと思ってきたかもしれません。でも、明主様が、「ミロクの世には人類は菜食に」とお示しになっておられるということは、私たちは、毎日、毎食、菜食を作らせていただくことで、地上天国建設の御用にお仕えさせていただけるのです。 皆様。私たちみなで明主様の聖言を信じ、泥にまみれて自然農法を実践し、ヴィーガン食を作り、食べましょう。そして、キッチンの力で、世界を変えようではありませんか。 この「土」というものに込められた重要性を考える時、私は、現在地球上に存在する明主様の唯一の聖地である「土の聖地」を今また訪れなければならないと感じさせられています。 したがって、もし諸々の準備や状況が許せば、私は、今年の8月、再度アフリカはアンゴラに参りたいと思います。 今回は、マミと共に参りたい、そう願っております。